デンマークから来日中のコフォズ外相は24日、北朝鮮による拉致被害者家族の横田早紀江さんや息子の拓也さん、飯塚耕一郎さんを東京都渋谷区のデンマーク大使公邸に招き、懇談した。懇談後、取材に応じた支援団体「救う会」の西岡力会長によると、コフォズ氏は横田めぐみさんらの拉致について「悲劇的な話で胸が痛い」と語り、「解決に向け、継続して圧力をかけている。今後もできる限りのことをしたい」と述べたという。
コフォズ氏は、英国留学中の有本恵子さんが1983年、デンマークの首都コペンハーゲンから拉致されたとみられることにも言及。早紀江さんは「一国だけで働きかけても、なかなか進まない難しい問題。世界の国々が一つになって取り組んでほしい」と依頼したという。(編集委員・北野隆一)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル